スマホの機種代金 「機種購入をサポートする割引」と「実質負担金」とは?
2014年8月現在、スマホの機種代金は新モデルのスマホで本体価格「約50,000円~約90,000円」の価格が設定されています。
ですが実際に購入するときには、各キャリアから提供されている「機種購入をサポートするための割引」(ドコモの「月々サポート」、auの「毎月割」、ソフトバンクの「月月割」など)が適用されるケースが多いため、実際にはこの金額よりも少ない負担で機種を購入できます。
スマホを販売している店頭や、オンラインショップなどでよく見かける「実質負担金(額)」とは、「端末(本体)の価格」から「機種購入をサポートする割引」を引いた金額です。この割引額は機種や契約スタイルによって異なる割引額が設定されています。
「機種購入をサポートする割引」は、定期契約(主に2年)、指定のプラン(定額パケットプランなど)への加入が必要なのですが、通常契約をするときにはそのほとんどがこのパターンになるので、スマホを購入する人のほとんどがこの割引の恩恵を受けています。
この割引は、機種代金から直接割引かれるのではなく、月々のスマホの料金の利用料金の中から各種割引のひとつとして、毎月一定の金額が一定期間(主に2年間【24回】)割り引かれます。
スマホを購入するときには、その支払い方法として「分割払い」か「一括払い」を選択できるのですが、この割引は「分割払い」の場合はもちろん、「一括払い」の場合でも毎月均等に割引が適用されるかたちになっています。
では、実際にスマホを購入するときのイメージを、例をだして見ていきましょう。
スマートフォン購入例 【イメージ ①】
この「○○○スマートフォン」は、販売価格が60,000円のスマホです。分割払いの場合は月々「2,500円」の24回払いで合計「60,000円」となります。
「分割払いの毎月の支払い」を見ていくと
2,500円(分割代金)-1,500円(ひと月の割引額)
=1,000円(ひと月の実質負担金)
1,000円(ひと月の実質負担金)×24回
=24,000円(実質負担金) となります。
また、「一括払い」の場合は、「60,000円」で機種を購入した後に、利用料金から月々「1,500円」24回割り引かれるかたちとなります。
60,000円(端末の一括購入価格)-1,500円(ひと月の割引額)×24回
=24,000円(実質負担金) となります。
スマートフォン購入例 【イメージ ②】
この「□□□スマートフォン」は、販売価格が38,400円のスマホです。分割払いの場合は月々「1,600円」の24回払いで合計「38,400円」となります。
「分割払いの毎月の支払い」を見ていくと
1,600円(分割代金)-1,600円(ひと月の割引額)
=0円(ひと月の実質負担金)
0円(ひと月の実質負担金)×24回
=0円(実質負担金) となります。
「実質負担金0円!」というよく店頭やチラシなどで見かけるフレーズは、このようなケースのことを表しています。
また、「一括払い」の場合は、「38,400円」で機種を購入した後に、利用料金から月々「1,500円」24回割り引かれるかたちとなります。
38,400円(端末の一括購入価格)-1,500円(ひと月の割引額)×24回
=0円(実質負担金) となります。
「機種購入をサポートする割引」 割引金額の違いについて
「機種購入をサポートする割引」の割引金額は、
■機種の違い
割引金額は機種ごとに設定されており、購入する機種によってその金額は異なります。
■時期の違い
同じ機種でも、発売されてからの期間など、時期の違いによってもその金額は異なってきます。
■契約パターンの違い
購入するときの契約パターンによって金額は異なってきます。
それでは、スマホを購入するときの一般的な3つの契約パターンを見ていきましょう。
機種を購入するときの3つの契約パターン
スマホを購入するときには、一般的には以下の3つの契約パターンがあります。
■新規契約(新規契約に伴う機種の購入)
■機種変更
■番号そのままで乗り換え(MNP)
上の3つの他にも、中古機種の購入や通信の契約をせずに単純に機種だけを購入するなど特殊なケースはありますが、通常機種を購入するのは上の3つのパターンになります。以下、それぞれについて簡単にまとめてみました。
新規契約(新規契約に伴う機種の購入)
文字通り新しく「新規」で契約するパターンです。電話番号は新規に取得した番号があたえられます。
初めてスマホの契約をする時や追加で契約する場合、一度今ある契約を解消し、新たに違う番号で契約するときなどがこの「新規契約」のパターンになります。
機種変更
今まで使っていたスマホを、同じ番号・同じキャリアで異なるスマホに変更するときは、「機種変更」のパターンになります。
番号そのままで乗り換え(MNP)
現行の契約を解約して、電話番号はそのままでキャリアの変更をして新たに契約をするパターンです。
このパターンのことを「MNP」と呼びますが、これは「Mobile Number Portability(モバイル ナンバー ポータビリティ)」の略で、翻訳すると「電話番号持ち運び制度」という意味です。
今までのキャリアで貯めてきたポイントが無効になったり、キャリアメールの引継ぎができないなどの欠点もありますが、割引率は一番高くなるパターンで、割引以外にもキャッシュバックキャンペーンなど様々な特典を受けられるケースが多いようです。
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